2021/09/02

「アイドルのセカンドキャリア問題・・・?」

 
無事1周年を迎えることができました。この1年で一番大きな気づき。それは「アイドルのセカンドキャリア問題という問題があるわけではない」ということです。
 
元アイドルやそれに関わる関係者と話す中で、アイドルのセカンドキャリア問題は「若者の再チャレンジ問題」とまったく同じ問題だということがよくわかりました。「若者の再チャレンジ問題」は、日本の雇用慣行や労働法制、価値観の多様化が生み出す構造的な問題です。政治・経済・社会が複合した、解決の糸口が見えない難問でもあります。
 
これはスタートアップが取り組むには筋が悪いと思っています。NPOとして草の根的に取り組み続けることの方が息長く、少しずつでも解決に繋げることができると思っています。当社としてもこれはビジネスではなく、ボランティアで各種お手伝いを進めることにしましたので、お困りの方はぜひ引き続きご相談をいただければと思います。
 

「オタクが今よりもっと楽しめる世界を」

 
あらためて創業時の想いに立ち返ると、元々はオタク起点でより楽しめるサービス、世界を作りたい、という思いがありました。そこに立ち返った時に、セカンドキャリアという領域にこだわらずシンプルにオタクにとってよりよいサービスはないか。そう考えると、まだまだノビシロがあることに気づきました。
 
オタクの熱の強さで色々な不満や不便を乗り越えてしまうからか、びっくりするくらいアナログだったり、手間がかかることもたくさん残っています。また、もっとこういうことができれば楽しいのにとか、絶対こっちの方が盛り上がれるのに、とか、新しい価値の兆しとなりそうなこともまだまだたくさんあると思っています。運営側の行動を変えるサービス、となると行き詰まることも多いのですが、オタクが自発的に楽しんでいる領域はもっと楽しくできることがあるように感じています。
 
自分の中で、これはオタクの楽しみ方のトランスフォーメーション=オタ活DXだと気づき、今はそのコンセプトでいくつかサービス開発を進めています。オタ活DX、OtaTech(オタテック・ヲタテック)とも呼べる領域の中で、より大きく価値が広がりそうなことを2年目は模索し続けてみたいと思います。